冷えずきんちゃん

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vol.37 2023.06.28 UP

夏の冷房対策に!「子宮温活」をはじめよう

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「女性の冷え」にはいくつかの理由がありますが、特に「月経期間」は血液量が減少するため、必要な栄養素を体内に届けることが難しくなり、効率よく体を温めることができなくなります。
今回は、女性特有の臓器「子宮」がテーマ。今注目されている「子宮温活」の効果と、はじめ方をご紹介します。

1.「子宮温活」を知ろう!

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一般的に知られている「温活」は、体全体の温度を上げる行為・行動を指します。 一方で「子宮温活」とは、“子宮へ送られる血流をスムーズに促し、ホルモンバランスを整える”ことを目的としています。
子宮自体を直接温めることはできないので、血流をよくしてあげることが大切です。

子宮温活は、冷え対策だけでなく妊活にも効果があり、大切な栄養やホルモンを子宮内に届けることができます。

ー 子宮温活の嬉しい効果
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病気リスクの軽減
血流を促進することで体の体温が上がるため、免疫力UPにつながります。

代謝UPでダイエット効果
体温が上がると基礎代謝もUPするので、脂肪を燃焼しやすくなります。

生理痛の緩和
多くの女性を悩ませる“生理痛”。子宮周りの血流がよくなることで、痛みの緩和も期待できます。

妊娠に関わる機能を高める
子宮周りの血流がよくなることで、妊娠に関わる子宮や卵巣機能が高まり、ホルモンバランスも整いやすくなります。

2.子宮が冷えると良くない理由

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なぜ子宮が冷えていると体によくないのでしょうか。
主に以下の3つの理由により、子宮の冷えは良くないと考えられています。

①基礎代謝の低下
②子宮内膜の厚さに影響を与えるから
③卵巣機能が低下し、妊娠しにくい体質につながるから

一般的に子宮などの内臓が1℃冷えると、基礎代謝は12%も低下すると言われています。それにより、体にはあらゆる不調が起こりやすくなります。

②に挙げた「子宮内膜の厚さ」ですが、これは血液によって運ばれてくるホルモンによって変化します。子宮が冷えて血流が滞ると、子宮内膜は十分な厚さになることができず、妊娠にも影響を与えます。
また、冷えによって卵巣機能が低下、女性ホルモンのバランスが崩れ、生理痛が重くなったり生理不順にもつながります。悪化すると、排卵障害や子宮筋腫などの症状を引き起こす可能性もあると言われています。

3.今日からはじめる「子宮温活」

手軽にできるものから本格派まで。子宮温活の方法をご紹介します。

<骨盤周りの血流を良くする>

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体には様々なツボがありますが、「三陰交(さんいんこう)」という場所は、下半身の冷えやむくみなどに効果が期待できます。「三陰交(さんいんこう)」は、内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところにあります。骨と筋肉の境目をゆったりと息を吐きながら、押してあげましょう。

骨盤内の血流を促すためには、ストレッチも大切。
両足を広げて座り上半身を倒す「開脚前屈」は、股関節周りをほぐすお手軽ストレッチです。お風呂上がりや就寝前にリラックスした気持ちでやってみましょう。

<温活食材を取り入れる>

生姜や根菜類は、体を温める食材。毎日取り入れることで子宮温活にもつながります。
レシピなどは、「冷えずきんちゃん公式Instagram(@hiezukinchan)」でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

<あったかグッズで外側からケア>
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カイロや湯たんぽなどをおへその下、下腹部あたりに当てるだけの簡単温活。
血流がよくなるのでお腹まわりだけでなく、じんわりと全身の温かさを感じることができます。外出先で冷えを改善したい場合には、ホットの飲料をお腹に当てると効果的。

また、子宮の冷えには「あずきカイロ」がおすすめです。
一度作ってしまえば、すぐに&何度も使えるエコなあずきカイロ。あずきを温めると蒸気が出るので、 冷えが気になる箇所をじんわりやさしく温めてくれます。

●あずきカイロの作り方
綿、麻などの天然素材の布を袋状になるように縫い、乾燥あずきを適量入れます。「縫うのは面倒....」という方は、お茶パックに小豆を入れたものを布でくるむだけでもOKです。
電子レンジで30秒~1分程度温めれば、約20~30分ほど温かさをキープしてくれます。疲れた目元にあてても◎。
あずきのやさしい香りで、きっと心も癒されるはず!

<本格的に温めるなら「よもぎ蒸し」>
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韓国発祥の「よもぎ蒸し」は、産後の体調回復や冷え性緩和など、さまざまな症状に効果が期待できるとして、近年日本でも人気が集まっています。
サロンで本格的な体験ができる他、自宅でも気軽によもぎ蒸しができる商品も増えてきていますよ。

女性にとって大切な臓器「子宮」。
ここを温めると冷えを改善できるだけでなく、ホルモンバランスが整ったり、生理痛の緩和、妊娠に関わる機能の向上などあらゆるメリットがあることがわかりました。
今日からでも始められる「子宮温活」。ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。

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