冷えずきんちゃん

Column

vol.42 2023.09.15 UP

毎日のお茶選びで手軽に温活をはじめませんか

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冷え改善として”温活”というワードを耳にする機会も増えてきました。
運動や睡眠、入浴などの基礎も大切ですが、食生活を見直すこともとっても大切。
今回は、その中でもカラダを温めてくれる飲み物”お茶”にスポットを当ててご紹介していきます。

1.温活に”お茶”が良いワケ

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温かい飲み物は、心も体もホッと落ち着かせてくれますよね。
特に冷えに悩んでいる方は、寒い冬に限らず年中温かい飲みものが手放せないのではないでしょうか。
今回注目する「お茶」。お茶を飲むことで得られるメリットは以下のものがあげられます。

ー血流改善で代謝UP

お茶を飲むことでお腹の中から体が温まり、血流・代謝UPにつながります。
肌や髪ダメージが気になる方、便秘・下痢に悩まされている方は積極的に取り入れていきたいものです。

ー生理前後のイライラ解消

女性ホルモンの影響で排卵日になると体温が上がりますが、生理前日や初日には全身が冷えることもあります。この時期は特に体を温めていきましょう。
温かい飲み物は心を落ち着ける効果もあるので、生理前の不安定な精神状態やイライラの改善に役立ちますよ。

2.おすすめのお茶

ーハーブティー
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ハーブの種類は非常に多く、日本で使われているだけでも100種類以上あると言われています。その中でも冷えに効果的なハーブは「ローズマリー」「エルダーフラワー」「カモミール」などがあげられます。

「ローズマリー」は、肉料理の臭み消しや香りづけなどに多く使われるハーブです。
血行を促進して新陳代謝をアップしてくれる効果があるといわれています。

「エルダーフラワー」は、人類が発見した世界最古のハーブ。
発汗作用により老廃物の排出を促進、血液がサラサラになることが期待できます。デトックス効果も高まるため、冷え性・むくみ改善をサポートしてくれます。

「カモミール」は、リラックス効果が高く、冷えと密接に関係する自律神経の働きを整えてくれる効果が期待できます。
また、抗酸化作用による血行不良の改善にも効果的です。

ー薬草茶
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日本に自生する植物のうち、約350〜700種類は薬草であると言われています。
現存する最古の歴史書「日本書紀」によると、1300年以上も前から、日本人は薬用植物の効能を知り、健康を整えるために薬草を日々の暮らしに役立てていたそう。
冷えに効果的な薬草は「ヨモギ」「ドクダミ」「トウキ(当帰)」などがあげられます。

「ヨモギ」は、薬草の女王と称されるほど、女性にとって嬉しい効果がたくさん!カフェインが少ないので妊娠中の方にもおすすめです。
ヨモギに含まれるクロロフィルという成分は、血の巡りを良くし血管を拡張させる働きがあります。さらに鉄分も多く含んでいるため、冷え性・貧血の改善が期待できます。

「ドクダミ」は、昔から万能薬として重宝されてきました。
利尿作用があるため、老廃物を排出し、むくみや便秘の改善に効果的です。

「トウキ(当帰)」も昔から女性の体をサポートしてくれる生薬として利用されてきました。生理痛や生理不順、冷え、肩こり、貧血などあらゆる不調に対して作用します。
ノンカフェインのため、就寝前に飲むのもおすすめです。

ー発酵茶
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製造過程で茶葉を揉むことにより酸化酵素の働きが活性化されます。この働きによって茶葉は発酵し、豊かな風味や味わいになります。
お茶はその発酵の度合いによって種類が分けられていますが、冷え効果が期待できるのは「紅茶」「プーアール茶」「碁石茶」などがあげられます。
ただし「紅茶」は、カフェインを含んでいるため、飲み過ぎると利尿作用によりかえって体が冷えてしまうことも。また、就寝前・妊娠中の方は避けた方が良いでしょう。

3.お茶を飲む時のポイント

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冷えに効果的なお茶をご紹介してきましたが、体を温めるにはいくつかのポイントがあります。

①常温または温めてから飲む

お茶は、温かいうちに少量ずつ・ゆっくりと飲むことがポイントです。
お腹の中からじんわりと温かくなる感覚を味わいましょう。内臓が温まると、冷えを改善するだけでなく胃腸の働きも整ってきます。

②「体を温める食材」を一緒に食べる

食べ物を体に入れると体は熱をつくるため、体がポカポカしてきます。食事の時に一緒にお茶を摂取することで、体を温める効果が高まります。


いかがでしたか?
茶葉で販売されているものから、ペットボトルで手軽に買えるものまで様々なタイプがあるので、シーンや気分によって選んでみてください。
また、ハーブティーや薬草茶は専門店なども出ているので、お気に入りのお茶を見つけに足を運んでみるのも面白いかもしれません。

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