秋は1年の中でも過ごしやすい季節です。夏の暑さで熱中症になることも少なく、冬のような寒さで体が冷える心配もありません。
それではなぜ「スポーツの秋」と呼ばれるようになったのでしょうか。

それは、1964年に開催された「東京オリンピック」が関係しています。実際にオリンピックが開催されたのは10月。これをきっかけに開会式が行われた10月10日を「体育の日」と制定されたそうです。

この体育の日を中心に、秋はスポーツを楽しもう！という風潮が日本全国に広まったと言われています。運動会が秋に多いのもこのためです。

「体を動かしたいけど、重い腰があがらずなかなか動けない。」そんな方にもおすすめのスポーツを6種ご紹介します。心地よい秋の空気を感じながら、始めてみてはいかがでしょうか。

はじめにおすすめしたいのが「ランニング」です。ランニングウェアとシューズを一度揃えてしまえば、あとは好きな時間・好きな時に簡単に始められます。
これからウェアやシューズを揃える方という方は、実際に店頭に行って自分の足の形にあったサイズを選ぶことが重要です。店員さんにもアドバイスをもらえるので、お気に入りの1足を見つけてみましょう。
ウェアの他にも、日避けアイテムとしてランニング用の通気性の良いキャップやアームカバーなどもあると良いでしょう。

激しい動きの少ないヨガは、自宅でも手軽にでき、体力に自信がない方でも始めやすいスポーツです。
しなやかな体を作るだけでなく、柔軟性や普段の姿勢、仕草、精神面なども鍛えることができます。
ヨガを始める時は、最初にウェアやヨガマットを揃えましょう。ヨガマットを敷くと床の硬さが軽減されるため、動きやすくなります。またヨガマットはすべり止めの効果も期待できるので、体に余計な負荷をかけることなくヨガのポーズをとることができますよ。こちらもスポーツ用品店などで店員さんに聞きながら選ぶことをおすすめします。

全身運動ができる水泳。スポーツジムや地域の施設などを利用すれば手軽に始めることができます。泳ぎは苦手という方は、水中ウォーキングでも十分運動不足解消につながります。
水泳をする時には、ビーチやプールへ行く華やかな水着ではなく、フィットネス用の水着を選びましょう。
太ももや肩まわりを隠せるものもあり、しっかりと体にフィットするタイプを選ぶと泳ぎやすくなりますよ。帽子やゴーグルも必須アイテムですので、準備をお忘れなく。

子どもと一緒に楽しむこともできるボルダリングは、オリンピック種目にも選ばれるなど、今注目のスポーツです。ホールドと呼ばれる石を、手や足で引っ掛けながら登っていきます。
ボルダリング施設も増えており、専門スタッフが常駐しているので、体験会などから始めてもOK。
全身運動に加えて、頭も使いながら楽しめるスポーツです。

専門的な道具が多く、体力も必要。と、ハードルが高い印象をもたれがちな登山ですが、初心者にも登りやすい山が数多くあります。簡単なコースでも、自然の中に入ると気分もリフレッシュできますよ。
登山には、両手があくリュックがおすすめです。防水機能があると、突然の雨でも安心です。また、いきなり登山シューズを買うのはちょっと...という方は、履き慣れたスニーカーで代用が可能です。
コースや難易度に合わせて徐々に道具を揃えていくのも良いでしょう。

秋の爽やかな風を切って走り抜けるサイクリング。ウォーキングやジョギングに比べて膝や腰の負担が少ないので、年代問わず始めやすいスポーツです。
手持ちの自転車でも十分楽しめますが、もっと長距離を走りたい、スピードを楽しみたいという方にはスポーツバイクもおすすめです。目的や自身の体型に合わせた自転車を選ぶためにも、専門店に行って実際に試乗してみましょう。
自転車に乗るときは、交通ルールを正しく守り、安全に配慮しながらお出かけくださいね。