冷えずきんちゃん

Column

vol.46 2023.11.17 UP

足元を温める秋の温活とお洒落術

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深まる秋とともに辛くなるのは「足元の冷え」。「お洒落は足元から」と言われているように、寒い季節でもお洒落を楽しみたいですよね。
今回は、足元の冷えの原因を見ていきながら、秋冬に取り入れたいお洒落な足元にするコツなどをご紹介します。

1.「足」が特に冷えやすい理由とは

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わたしたちの体は、重要な臓器が集まる部分(上半身)を中心に一定の温度を保とうとする働きがあります。
外気温が寒くなると、体の中心部に血液を集めて体温を維持しようとするため、末端である手先や足先に十分な血液が行き渡らなくなります。
血液が十分に行き渡らないと、冷えを強く感じやすくなってしまうのです。

寒さ以外に血液の循環が悪くなる原因として、筋肉量の低下、ストレスや不規則な生活、自律神経の乱れなどがあげられます。

また、冷え対策には「服装選び」も重要です。
薄着のままで過ごしていると、体は体温が逃げていくのを防ぐために毛穴を収縮させます。それにより、血行不良が引き起こされるのです。
下着や靴、衣服などによる締め付けもまた血流を悪くし、冷えを悪化させる原因になってしまいます。

2.外出時の冷え対策コーデ(ファッション編)

ー スカート、ワンピーススタイル
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スカートでのポイントは、足元をカバーして体感温度を下げないこと。
膝が隠れる長さのスカートに、タイツ+レッグウォーマー、もしくはロングブーツを合わせるのがおすすめです。
トップスには、ロング丈のカーディガンやニットを合わせれば寒い季節もお洒落を楽しめます。
スニーカーの場合はハイカットタイプを選び、同系色のタイツを合わせると◎。防寒と同時にスタイルアップも狙えますよ。

ー パンツスタイル
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くるぶし丈の場合、パンツから出る足首をカバーすることがポイントです。ショートブーツと合わせて足首が外気と触れないように工夫してみましょう。ブーツと合わせるのが難しい方は、タイツ+パンプス、くつ下+スニーカーもおすすめです。

3.外出時の冷え対策コーデ(靴編)

ー スニーカー、ローファー
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靴下・タイツは色やデザインでお洒落を楽しめますが、それ1枚だけでは冷えを感じてしまうことも。そんな時には足底がボア素材でできた「中敷き」がおすすめです。
薄手のものも多く、ぴったりフィットする履き口タイプや、スニーカーやローファーに合わせやすい深履きタイプなど様々なものがあるので、ぜひ1枚は持っておきたいアイテムです。

ー ブーツ
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寒い季節に出番の多くなるブーツ。これから買うという人は、厚手のくつ下やタイツが履けるようにいつもより少し大きめのサイズを選ぶと◎。
スキニーパンツと合わせる場合には、パンツの裾をブーツにインすると足首までしっかりとカバーできる他、お洒落度もUPします。
長時間外出する場合には、ワイドパンツ+タイツ+ブーツを合わせることで、外気に触れにくくなるのでおすすめです。また、レッグウォーマーなどを組み合わせて寒さ対策をしていきましょう。


4.厚着ができない...「スーツスタイル」の足冷え対策はコレ!

足元の冷え対策がなかなかしづらいのが、スーツスタイル。ヒールやパンプス、ストッキングなど、さまざまな制限がある中でもできる冷え対策をご紹介します。


■ポイント1:40〜50デニールのタイツを履く
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冬場はストッキング1枚では寒さを防げません。室内でも冷えを感じることもしばしば。
その場合は、40〜50デニールのベージュのタイツがおすすめです。
一般的に30デニール未満のものをストッキング、それ以上をタイツと区分されています。ストッキングより暖かく、程よい透け感もあるのでビジネスシーンでも使えますよ。
70デニール以上になってしまうと、透け感がなく重たく見えてしまうので注意が必要です。
シーンによっては黒いタイツを選ぶのも良いでしょう。ただし、ビジネスマナーはお忘れなく。

■ポイント2:足先専用カイロを忍ばせる
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特に冷えを感じるつま先には、足専用カイロを活用しましょう。ヒールに入れて歩きにくいという方は、通勤や外出時はブーツを履き、目的地に到着したら履き替えるのもおすすめです。
カイロはつま先、足裏、足の甲など温めたい箇所にピンポイントで貼りましょう。低温やけどをしないように調節してくださいね。

■ポイント3:靴の中敷きを冬仕様にチェンジ
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足専用カイロ同様に、ビジネスシーンに配慮することなく取り入れやすい中敷きの衣替え。
ヒールやパンプスの中にインソールを1枚入れるだけで、防寒対策だけでなく、歩くときのクッションの役割にもなるため、痛みの軽減にも効果的。
保温性の高いフリースやムートンのインソールがおすすめです。
冬はもちろん、夏のエアコン対策にも活躍してくれます。パンプスの中の温度が高くなることを考慮して、抗菌・防臭・吸湿加工が施されているものを選ぶと良いでしょう。

フェミニンな印象があるためスカートを好む方も多くいますが、寒さ対策ではパンツスーツを選ぶことをおすすめします。足の露出面積が減ることである程度寒さを防ぐことができます。
防寒インナーを着用することも考え、ぴったりとフィットするデザインではなく、多少ゆとりのあるものを選ぶと良いでしょう。


いかがでしたか?
冬を迎えるとますます足先は冷えやすくなります。
冷え対策をしっかりと行いながら、寒い季節のお洒落も思いっきり楽しみましょう。

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